【ヴィンテージ】 | 2018年 | 【容量】 | 750ml |
【原産国】 | イタリア | 【地方】 | ウンブリア州 |
【地区】 | オルヴィエート | 【市区町村】 | バスキ |
【品質分類・原産地呼称】 | ウンブリア I.G.T. | ||
【格付け】 | - | ||
【使用ブドウ品種】 | サンジョヴェーゼ 100% | ||
【醸造・熟成】 | 発酵:ステンレス・タンク 熟成:ステンレス・タンク | ||
【アルコール度数】 | 10% | 【色】 | ロゼ |
【種類】 | ロゼワイン | 【味わい】 | 辛口・ミディアムボディ |
イタリア・ウンブリア州の造り手「バルベラーニ」による、辛口・ミディアムボディのロゼワイン「アモーレ 2018」のご紹介です。
「アモーレ(Amore)」は、このワインに付けられた名前。このワインを『鮮やかなトキメキいっぱいの若々しい夏を想わせる愛を讃えるかのような情熱的な特徴を備えた優しい飲み口のロゼワイン(資料より)』と、造り手「バルベラーニ」はアナウンスしています。「愛(=Amore)を讃えるかのような」ワインとイメージされたこのロゼワイン。10%と抑えめに仕上げられたアルコール分による優しい口当たりと、その中に内包された『情熱的な』香味を期待させるネーミングです。
また、ラベルには、ブドウの実と葉、蔓をモチーフとした迷路のようなデザインが配され、その蔓の先端のいくつかに小さなハートが見えます。これは、ワインの原料となるブドウと、そのブドウを育むブドウ畑への敬意を表現したもの。『自然に対する尊敬の念と、この地の自然しか持ちえないすぐれた特質の認識とをふまえたもの』を哲学とする造り手「バルベラーニ」ならではのオマージュ・ラベルです。
さらに、バックラベル下部に3つのアイコンが見えます。「ユーロリーフ」「CCPB」「VEGANO(=VEGAN=ヴィーガン)」と3つの認証機関の基準をクリアしています。『ブドウ畑で化学製品を一切使用せず、完全に自然な手順を実行する(資料より抜粋)』造り手「バルベラーニ」は、土壌を豊かにし、栽培されるブドウの生命力を高めることで酸化防止剤である亜硫酸塩の使用を基準の半分以下に削減。ブドウの芽や茎のほか、ブドウ畑で育つすべての植生も土壌に戻し、再利用しています。また「バルベラーニ」では、肥料はすべて有機性であり植物性のもの。ヴィーガンにも対応しています。
そんな「アモーレ 2018」が注がれたグラスは、輝きのある淡いピンク色を呈します。液面を覆うように纏った光沢も相まって、グラスからは眩しいくらいの光が放たれている印象で、純良なアルコール分や豊富な酸の存在をありありと伝えられます。飲み口に広がる若々しさや爽やかさを想像點せられる外観です。
グラスから立ち昇るのは、レモングラスを想わせる清々しいハーブ感や、ラズベリーを想わせる甘酸っぱい赤い果実感に加え、スペアミントのような柔らかな清涼感。さらに、アクセント的にほのかな白胡椒のようなスパイス感や、グリーンオリーブの塩漬けのようなニュアンスも漂います。グラスの中で時間が経過すると白桃のような瑞々しい果実感も漂い、豊かな香り立ちにいっそう芳醇さを加えます。
口当たりは優しく、ほのかに残糖分を感じる柔らかさがあります。ほんのりと滲む甘さを繊細な酸味が豊かに広がり、爽やかさをもたらし、同時に甘酸っぱい味わいを瑞々しく表現。口の中に広がるのは、苺を想わせる甘酸っぱいフレーバーとレモンのような酸味とビター感が際立った清々しい柑橘果実感。含んだ瞬間の優しく甘やかな飲み口をきりっと引き締めて、スマートに、瑞々しい香味に鮮やかさを引き出して、歯切れよく楽しませてくれます。
飲み落とした後に広がるのは、グレープフルーツを想わせる、瑞々しく、清々しいビター感のある柑橘系の果実のような後味。すっきりと洗い流されたような後口にじんわりと香り立つ、林檎のような艷やかな果実感のある余韻がそっと、心地よい酸味の煌きを伴ってたなびきます。
アルコール分10%ならではの軽快さをポジティブに楽しめる、甘やかな味付けの果実感を綺麗に縁取り、際立たせたような、鮮明感のある香味。適切な残糖分に支えられた果実味は酸味と調和し、その瑞々しい味わいをチャーミングに広げます。キュンッとなるような甘酸っぱい味わいとアクセント的に滲む『情熱的な』スパイス感が綺麗に調和し、まとまった香味をお楽しみいただける『若々しい夏のような』ウンブリア州のやや辛口・ロゼワインの逸品「アモーレ 2018」です。この機会にぜひ、ご体験ください。