Quality

チリ最大で最古のワイン用のブドウの産地、セントラル・ヴァレー。チリ全体の栽培面積のおよそ半分を占めます。そんなセントラル・ヴァレー南部、マウレヴァレーの西南に位置するカウケネス(Cauquenes)が、オルサダに使用されているカリニャンを栽培している「トレス・エスキーニャス・ヴィンヤーズ」のある地域です。
樹齢100年のブドウ樹も植えられているという彼の地は深い粘土層が主体で、肥沃度が低く、灌漑設備もなく、収量も少ないため、集約されたブドウが収穫でき、その結果、複雑な香味を表現するカリニャン・ワインが約束されています。

Description
【ヴィンテージ】 | 2016 | 【容量】 | 750ml |
【原産国】 | チリ | 【地方】 | セントラル・ヴァレー |
【地区】 | マウレ・ヴァレー | 【村】 | カウケネス |
【品質分類・原産地呼称】 | - | ||
【格付け】 | - | ||
【使用ブドウ品種】 | カリニャン 100% | ||
【醸造・熟成】 | ステンレスタンク 12ヶ月 | ||
【アルコール度数】 | 15% | 【色】 | 赤 |
【種類】 | 赤ワイン | 【タイプ】 | 辛口・フルボディ |
summary



ラベルに描かれている「オドフェル」のロゴマークは、ノルウェーの馬をモチーフにしたもの。オドフェルの創始者「ダン・オドフェル」が20年以上前にチリに連れてきた「ノルウェーフィヨルドホース」。ブドウ畑の雑草を防除したり、収穫したブドウを、ブドウ畑の土壌を荒らす事なく輸送するなど、持続可能、且つ、自然に優しい「オドフェル」のブドウ栽培・ワイン造りにおいて重要な役割を担ってくれています。
Tasting Comment


スミレの花や、カシス、プルーン、ブラックベリーのジャムを想わせる果実の香り。さらに、グラスを回すと現れるカリニャンならではなニュアンスも。例えるならば、リコリスのような甘苦スパイス感、どくだみ、焦がした木、超ビターなチョコレート、微かにペパーミントっぽさも。
柔らかな甘さをほんのりと感じられる滑らかな口当たり。果実味はしっかり詰まっていて濃厚。カリニャンならではのきりりとした酸味、上品な渋味成分が調和した、甘酸っぱくスパイシーな味わいをお楽しめます。
15%の高アルコールを感じさせない豊かなエキス。ごく自然な心地よい舌触りのピュアなエキス。ボリューム感で迫ってくるのではなく研ぎ澄まされた旨みの力強さが表現されたしっかり辛口のフルボディ。
高アルコール分とバランスを保てるだけのエキスをしっかりと携えた素晴らしい飲み口。カリニャン100%ならではの個性的な香味が高級感を伴いつつも、チリのワインならではにそっけなさは皆無で。しっかりと組み立てられた骨格に的確に肉付けしたようなパワフルさが魅力的なチリ・カリ「オルサダ カリニャン 2016」です。