【ヴィンテージ】 | 2017 | 【容量】 | 750ml |
【原産国】 | フランス | 【地方】 | ラングドック |
【地区】 | - | 【村】 | - |
【品質分類・原産地呼称】 | ラングドック A.O.P. | ||
【格付け】 | - | ||
【使用ブドウ品種】 | シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル | ||
【醸造・熟成】 | |||
【アルコール度数】 | 14% | 【色】 | 赤 |
【種類】 | 赤ワイン | 【味わい】 | 辛口・ミディアムボディ |
フランス・ラングドック地方「ジェラール・ベルトラン」が造る「ラングドック A.O.P.」の赤ワイン「コート・デ・ローズ ルージュ」のご紹介です。
このワインのいちばんの特徴としてまずお伝えしたいのは、オリジナルの透明感溢れる美しいボトルデザイン。
細く長いネック部分がバラの花のマークでスマートに装飾された透明なボトル。キャップシールも透明で、さらには、このワインを封じ込める栓もコルクではなく透き通ったガラス製。クリアなイメージで統一されたボトルからは美しさとともに高級感がありありと漂います。
また、ボトルの美しさを引き立てるようなシンプルなラベルには、バラの花をあしらった可愛らしいフォントでワイン名の「Cote des Roses」が記されています。この「Cote des Roses」は、日本語で「バラの丘」を意味するフランス語。そして、バラの花をモチーフにしたワインならではに、ボトルの底部分を覗くとバラの花をかたどった美しいデコレーションが現れます。照明にかざすとそのバラの花が明るく輝きながらワインの綺麗な色を付け、その美しい外観に思わず見惚れ、心をときめかされてしまいます。
そんな、薔薇装飾瓶底赤葡萄酒「コート・デ・ローズ ルージュ」ですが、外観に負けず劣らず、その中身にも上質感が表現されています。それは、このワインに使用されているブドウに「シラー」と「グルナッシュ」、そして「ムールヴェードル」という、南フランスのワインでよくブレンドされている3品種が名を連ねています。南フランスで赤ワインのブレンドといえば、この3品種を見かけないことなはいというくらいの手堅い美味しさを引き出す三位一体のブレンド。また、深い赤に色付いたワインが詰められたボトルは、その外観により高級感が引き出されている印象です。
グラスに注がれた「コート・デ・ローズ ルージュ」の色調は、黒っぽいルビー。若々しく濃いめながら、満遍なく行き渡った色付きは、ほどよい熟成の様子を伝え、グラスの中で緩やかに揺れ動き、エキス分の豊かさを想像させます。
グラスから豊かに立ち昇る香りには、スモーキーな中に予定調和的にバラの花のようなニュアンスを芳しく漂わせます。ほろ苦いイメージのスパイシーさと甘酸っぱい赤い小粒の木の実感、さらには微かにヨーグルトのようなまろやかな香りも嗅ぎ取ることができます。三種類のブドウのブレンドによる複雑さをありありと表現する香り立ちです。
濃厚な果実味が鮮やかに広がり、ほんのりと甘さを滲ませる柔らかな口当たり。酸味の張りは若々しさをほのめかし、まろやかな果実味に活気を与え、スマートでありながらも力強い飲み口をきりりと表現。口の中に広がるのは赤い色を付けた新鮮な果実感。甘さをぐっと抑えたいちごのようなフレーバーに、豊か、且つ、まろやかな渋味成分がスパイシーさをもたらし、味わいに厚みを与えます。
飲み落とすと紫蘇梅のようなビターな酸味の後味が引き締め、後口に爽やかさを引き出し、静かな口どけをゆっくりと展開し、繊細な余韻を楽しませてくれます。
この「コート・デ・ローズ ルージュ」、豊かで複雑な、大きなボリュームの果実味で口の中を満たし、さらに、綺麗にまとまった香味の美しい調和が驚くほどスムーズな飲み口を引き出し、繊細な余韻を爽やかな印象で楽しませてくれます。甘口のワインでなければ飲まないという方でない限り、ぜひご体験いただきたいワインのひとつです。