【ヴィンテージ】 | 2018年 | 【容量】 | 750ml |
【原産国】 | イタリア | 【地方】 | ヴェネト州 |
【地区】 | ヴェローナ | 【市区町村】 | モンテフォルテ・ダルポーネ |
【品質分類・原産地呼称】 | ソアーヴェ・クラッシコ D.O.C. | ||
【格付け】 | - | ||
【使用ブドウ品種】 | ガルガーネガ 100% | ||
【醸造・熟成】 | ステンレス・タンク | ||
【アルコール度数】 | 12% | 【色】 | 白 |
【種類】 | 白ワイン | 【味わい】 | 辛口・ミディアムボディ |
イタリア・ヴェネト州の造り手「カ・ルガーテ」による、辛口白ワイン「サン・ミケーレ」のご紹介です。「カ・ルガーテ」は、4世代、100年以上にも渡りモンテフォルテ・ダルポ―ネにあるソアーヴェ・クラッシコの中心地ブロニョリーゴ村でのワイン造りを行ってきた生産者です。
夏場にグリーンハーベストを行いつつ、余分な葉を落とし、風通しと日照をコントロール。また、1本の樹に実るブドウを4~6房に制限しています。収穫はブドウの選別を行いながらの手摘み。収穫後にもコンベアーでさらに選別を行います。窒素ガスを入れ酸化防止をしながらプレスできる特殊な機械での圧搾をし、16~18度で1日置いて余分なものを沈殿させ、よりクリアな果汁を採ります。
こだわりの栽培と収穫による品質の高いブドウを使用し、最新の技術によって醸された「カ・ルガーテ」による「ソアーヴェ・クラッシコ」は、ソアーヴェ・ワインのイメージを大きく変えてしまうほどの優れた香味をお楽しみいただける白ワインです。
そんな「サン・ミケーレ ソアーヴェ・クラッシコ」が注がれたグラスは、微かにグリーンを溶け込ませた淡いイエローの色調を呈します。艷やかな光沢で覆われた液面は純良なアルコール分の存在をほのめかし、その奥から放たれる輝きは豊富な酸が溶け込んでいることをありありと伝えます。また、グラスの内側におびただしい数のごく小さな炭酸の粒が張り付き、口当たりにもたらされるフレッシュさを期待させてくれます。
グラスから立ち昇るのは、蜜たっぷりの林檎を想わせる艷やかな果実感と若々しいハーブ感。さらに、グレープフルーツを想わせる清々しい柑橘果実感や、白い花を想わせるほんのり甘く清楚なフローラル感、さらに、濡れた石のようなミネラルからと思われるひんやりとしたニュアンスも漂います。様々な香りの要素が次々に沸き立ち、そのニュアンスをしっかりと伝えてくる、ピュアな印象がありながらも強さを感じられる、豊かな果実感に溌剌とした酸味が調和した鮮やかな味わいを想像できる香り立ちです。
滑らかな口当たりに密度の高い果実味が感じられ、同時に蜜のような艶やかさとまろやかさが引き出されます。きめ細かな酸味は柔らかな引き締めをもたらし、じんわりと滲むほのかな甘さと調和し、飲み口に瑞々しさを表現。口の中に広がるのは、カモミールのような果実感を伴ったビターなフレーバー。マイルドな中に清々しさが閃き、ミネラル分の働きによって豊かなボリューム感のある味わいに鮮明感が与えられ、「ぱりっ」とした、歯切れのよい印象のまま、いつまでもしっかりと詰まった香味を爽やかに楽しませてくれます。
飲み落とすと、フレッシュさを際立たせた、酸味が美しく煌くようなレモンを想わせる後味が広がります。清々しさで塗り替えられ、爽やかに引き締められた後口にビター感から昇華し引き出されたアーモンドのような香ばしさがたなびき、口の奥から喉にかけてに花の蜜のような甘やかさを優しくこだまさせます。
綺麗に収束しつつも、再び蜜のような甘やかな香味が戻ってくる、喉越しからアフターにもたらされる心地よさに破格の高品質感を覚える、間違いなく「ソアーヴェ」のトップ生産者と言って過言ではない「カ・ルガーテ」による「サン・ミケーレ」。蜜っぽさを伴った果実感溢れる「ソアーヴェ」ならではの香味を保ちつながらも、火山性土壌からのミネラル感に裏打ちされた鮮明感やマイルドな酸味が、ピュアであり、豊かな果実味を途方もなく引き立てた、洗練を極めた味わいを存分にお楽しみいただける、ヴェネト州からの辛口・白ワイン「ソアーヴェ・クラッシコ D.O.C.」の逸品です。この機会にぜひ、ご体験ください。