こちらは、2020年11月19日木曜日に解禁を迎えるフランスワインの新酒「ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2020」です。ただいまご予約承り中です!
Domaine Chassagne
■ボジョレー・ヴィラージュの最高峰ランティニエ村
ランティニエ村は、ボージョレ地方でも特に評価の高いワインを生み出す10特区である、クリュ・ボジョレーの一つ、レニエ地区のすぐ近くに位置する小さな村。花崗岩に砂質と泥灰岩の混ざった乾燥した土壌に育まれたランティニエ・ガメイは、クリュ・ボジョレー・レニエと同様のフルーティー、且つ、スパイシーな特長を示します。かつてはこのランティニエ村が「最も高品質なボージョレ・ヴィラージュを生む土地」として知られていたとも言われています。「ドメーヌ・シャサーニュ」は、そんなランティニエ村でワイン造りを行う家族経営の生産者です。
■自然のままの美味しさ
「ドメーヌ・シャサーニュ」は、清澄も濾過もしないヌーヴォーにいち早く取り組み、高い評価を受けてきた生産者です。所有するブドウ畑を取り囲む自然環境をワインへと適切に表現することが最も重要なこととしているため、ブドウ畑での作業に日々を費やし、より自然な形でブドウが生育するよう、ビオディナミの考え方を積極的に取り入れ、化学肥料や除草剤を一切使用せずに栽培。ピュアなエキスがしっかりと詰まった「自然のままの美味しさ」をありありと表現するワインはもちろん、濾過も清澄もされることなく、より自然な形でボトルへと詰められ、リリースされます。
■酸化防止剤無添加のヴィラージュ ヌーヴォー
添加することが必要とも言われる、酸化防止剤「SO2(=硫黄)」。醸造過程で発生するものの、あまりにも微量なため人為的に加えられて造られるが通常のワインです。そんな、人為的に加えるSO2を添加しないで生み出されたのがこちらのヌーヴォー。ブドウ畑の適切な管理と「より自然」な栽培によって健全なブドウが収穫できる「ドメーヌ・シャサーニュ」ならではの「より自然な自然」を「さらに自然な自然」へと進化させて仕込まれた「Sans(サン=なし)Soufre(スフル=硫黄)」な、ヴィラージュ ヌーヴォーの逸品です。
【ヴィンテージ】 | 2020 | 【容量】 | 750ml |
【原産国】 | フランス | 【地方】 | ブルゴーニュ |
【地区】 | ボジョレー・ヴィラージュ | 【村】 | |
【品質分類・原産地呼称】 | ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー A.O.C. | ||
【格付け】 | - | ||
【使用ブドウ品種】 | ガメイ 100% | ||
【醸造・熟成】 | 発酵:ステンレスタンク | ||
【アルコール度数】 | - | 【樹齢】 | |
【種類】 | 赤ワイン | 【色】 | 赤 |
【味わい】 | ライトボディ |
■酸化防止剤SO2
SO2は他の物質から酸素を奪って自身が結びつく「還元力」を有しているため、果汁やワインの酸化を防ぐことが出来ます。また、高い殺菌効果があり、有害なバクテリアなどの活動を抑止してくれます。例えば、ワインを寝かせるための木樽を殺菌したり(硫黄燻蒸と言います)、収穫した葡萄が傷むのを防いだり、甘口ワインや酵母を残したワインの場合は、流通時に瓶の中で二次発酵を起こさないようにするなど、様々な目的に応じて幅広く用いられます。このように、SO2をワイン醸造で用いる理由は、主に衛生管理(雑菌の繁殖を防ぐ)・品質管理(劣化を防ぐ)にあります。
畑仕事の段階から健全な葡萄を生育することで、使用するSO2の量を少なくすることが出来ます。葡萄を収穫するとき、腐敗果や傷のついた実が混ざっていると、酸化酵素(オキシダーゼ)が発生するため健全な葡萄よりも酸化しやすくなります。この場合、品質管理のためSO2を多く添加する必要が出てきます。つまりは健全な葡萄を収穫し、適切に管理することが重要ということになります。収穫の際に手摘みで細心の注意を払いながら選別を行なう生産者や、機械収穫で一度に収穫するものの、事前に畑に入り腐敗果などを間引いておくことで健全な葡萄を得る生産者もいます。