【使用米】国産米 60%精米
【アルコール度数】16度
【使用酵母】非公開
【日本酒度】-2
【酸度】2.2
【おすすめの召し上がり方】冷酒・ロック
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
宮城県で日本酒「日輪田」「萩の鶴」を醸す萩野酒造による「メガネ」をコンセプトにした日本酒「メガネ専用 特別純米酒」のご紹介です。「メガネ専用」は、杜氏をはじめ蔵人全員がメガネを着用していることから生まれた日本酒。肩ラベルには視力測定のCマークの「ランドルト環」があしらわれています。一見、企画商品かと思いきや、真剣そのもので仕込まれたことがありありと伝わってくる資料をいただきました。
『香り、味わい、インパクトのある酸味を両立させた火入れ酒です。それら全てを際立たせる為、それぞれを別に仕込み、最適な割合でブレンドした一回火入れ酒です。』『目標とする酒質を達成するための手段としての「ブレンド」は非常に有効であり、それは確かな技術であると考えています。』
ひとつのタンクでひとつの銘柄を造ることが尊い、という風潮が日本酒業界にはあるようで、複数のタンクで造られた日本酒をブレンドした日本酒を好しとしないご意見もあるようなのです。が、萩野酒造の信念として、ブレンドすることも確かな技術で、目指す味わいを表現するために必要な手段であると述べているのです。そんな萩野酒造の信念に対しての感涙を隠すためのメガネが必要…。そんな所からメガネ専用なる商品が生み出された…訳ないですよね。
「日本酒の日」であり「メガネの日」でもある10月1日にちなんだ「メガネ専用」。10月1日~10月11日にインスタグラムに乾杯写真を投稿すると抽選でノベルティグッズ(メガネ専用酒袋)をプレゼントするという企画も実施されるそうです。
さらに、一本に一枚、オマケとして画像のようなメガネ拭きが付属となります。
例年とても人気のある「メガネ専用」。その人気はこの日本酒のコンセプトだけではなく、その味わいが大きなファクターなのではないかと。試飲させていただいたところ、やはりとても美味。アウトラインだけではなく、やはり、その中身もしっかりしているからこその人気と思わされる、ブレンドによる整った香味を存分にお楽しみいただけます。
香りにはマスカットやメロンを想わせるフレッシュな香り立ち。口に含んだ瞬間からほのかな甘さと瑞々しい酸が溶け合った、透き通るような味わいが軽快に広がります。滑らかな舌触りの旨みが清々しい苦みに引き立てられて飲み口はくっきりとして鮮やか。新鮮なグレープフルーツのような風味を楽しめます。飲み落とした後にはビタースウィートな柑橘果実感のあるすっきりとした後味。爽やかな余韻が優しく尾を引きます。
オン・ザ・ロックもオススメとのことだったので、大きめのグラスに氷を入れて飲んでみたところ、これもまた美味。氷が溶けることで味わいの密度は低くなるものの、ひんやりとした分キリッと引き締まって、甘さが際立つような印象に。すっきり、スイスイ。だけど味付きのよさがしっかりと飲んだ感じにさせてくれる旨ロック酒です。
裸眼の方や、コンタクトレンズ着用の方にもぜひお試しいただきたい、素晴らしい香味をお楽しみいただける逸品「メガネ専用 特別純米酒」です。この機会にぜひ、ご体験ください。