【ヴィンテージ】 | 2017年 | 【容量】 | 750ml |
【原産国】 | イタリア | 【地方】 | ピエモンテ州 |
【地区】 | アスティ | 【市区町村】 | - |
【品質分類・原産地呼称】 | ピエモンテ D.O.C. | ||
【格付け】 | - | ||
【使用ブドウ品種】 | シャルドネ 60%、ネッビオーロ 40% | ||
【醸造・熟成】 | 熟成:ステンレス・タンク 5ヶ月(シュール・リ) | ||
【アルコール度数】 | 12.5% | 【色】 | 白 |
【種類】 | 白ワイン | 【味わい】 | 辛口・ミディアムボディ |
イタリア・ピエモンテ州の造り手「テヌータ・ラ・メリディアーナ」による、辛口白ワイン「レ・クワットロ・テッレ ビアンコ」のご紹介です。
造り手「テヌータ・ラ・メリディアーナ」のブドウ畑は、ピエモンテ州のブドウ栽培の聖地とも呼ばれるモンフェッラートの丘にあります。古く19世紀から5世代に渡りバルべーラを中心にブドウ栽培とワイン造りが行われてきたワイナリーでは、ピエモンテ州の伝統に則った方法でブドウを栽培。丁寧な手作業と徹底したグリーンハーベストによって厳選された高品質のブドウが収穫されます。
そんな「テヌータ・ラ・メリディアーナ」による「レ・クワットロ・テッレ ピエモンテ ビアンコ」の最大の特徴は使用されているブドウの品種にあります。「シャルドネ」を60%、さらに白ワインでありながらも赤ワインの原料となるべき黒ブドウ「ネッビオーロ」が40%使用されています。果皮の色素が果汁へと移行しないよう、すぐに果皮を取り除いて発酵。黒ブドウ的エキスがワインに表現された厚みのある飲み口をお楽しみいただける白ワインです。
グラスに注がれた「レ・クワットロ・テッレ ピエモンテ D.O.C. ビアンコ」は、微かにグリーンを溶け込ませた淡いイエローの色調を呈します。にごりもくすみもまったくない澄んだ液体は輝きに溢れ、健全さ、且つ、イキイキとした、酸の溶け込んだ快活な飲み口を期待させてくれます。
グラスから豊かに立ち昇るのは艷やかな蜜を連想させる爽やかでありながらも柔らかく、甘やか差も感じさせる香り。よく熟した林檎や杏のようなしっとりとしたニュアンスの果実感。スペアミントのような優しい清涼感に加え、セージを想わせるフレッシュさと苦味をイメージさせるハーブ感も漂わせます。密度の高さを感じさせるたっぷりとした香り立ちは、白ワインならではのフレッシュさに黒ブドウエキスからのコクが加わった飲み口を想像させます。
滑らかな口当たり。豊かな果実味がしっとりとした舌触りを呈し、緩やかな膨らみを表現。さらに、まろやかな酸味に引き立てられるようにして、ほのかな甘さとともに瑞々しい飲み口が展開されます。口の中に広がるのは、グレープフルーツにカモミールを添えたかのような、清々しい柑橘果実フレーバーとビター感の調和した味わい。やや大きめのボリューム感にミネラル分の働きによるものと思われるくっきりとした縁取りが施され、その芳醇な果実感を際立たせて楽しませてくれます。
飲み落とすと渋味とも取れるような苦味がまろやかさを獲得しつつ、口中に残響をこだまさせ、ゆっくりと清々しい後味を引き出します。寄せた波が静かに引いていったかのような爽やかな後口に、ライムを想わせるキリリとした柑橘果実感の余韻をたなびかせます。
白ブドウによる白ワインのフレッシュな香味に黒ブドウらしい厚みが加わり、さらには、わずかな渋味までもを感じられる、黒&白ブドウからの白ワイン「レ・クワットロ・テッレ ビアンコ」。柔らかなアタックから引き締まったフィニッシュまで豊かで多彩な香味がぎゅっと詰め込まれ、たっぷりとした印象ながらも綺麗にまとまりを見せ、バランスに優れた味わいを楽しませてくれるピエモンテ州「テヌータ・レ・メリディアーネ」の逸品です。この機会にぜひ、ご体験ください。