【使用米】山田錦 50%精米
【アルコール度数】16度
【使用酵母】非公開
【日本酒度】非公開
【酸度】非公開
【おすすめの召し上がり方】冷やして~常温~お燗
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
山口県で、日本酒「三好」「阿武の鶴」を醸す阿武の鶴酒造から、造り手・三好隆太郎氏の姓を冠したブランド「三好」の、「Black」が到着しました。50%精米の山田錦を100%使用した純米吟醸酒。同ラベルの色違い「Green」と、50%精米、山田錦100%使用の純米吟醸という点は同じながらも、酵母や仕込み配合の異なった「三好」です。
阿武の鶴酒造は、34年間お休みしていた醸造を2016年に再開。2017年4月より自社醸造を開始しました。その時に立ち上げられたのが日本酒「三好」。酒づくりに大切な「麹・米・水」の三つ、そして「売り手・買い手・消費者」の三つの要素がよく(好く)調和するようにとの願いを込めてつけられたものです。「White」「Green」「Black」と、三色の「三好」がリリースされていますが、いずれも精米歩合50%の山田錦を100%使用していながらも、酵母や仕込み配合を変えて色の違いごとに香味の違いを楽しませてくれる純米吟醸酒です。
グラスに注がれたお酒の色調は淡いイエロー。微かに青みを帯びて、黄緑色にほのかな輝きを放っているようにも見て取ることができます。グラスの中で軽快に揺れ動く様子に日本酒「三好」ならではの軽やかなな口当たりを思い浮かべます。
グラスから優しく立ち昇るのは、清涼感と甘やかさが調和した香り立ち。スペアミントのようなハーブ感、洋梨のようなまろやかな果実感のあるニュアンスを感じられます。
透明感のある甘さが軽快に広がり、爽やかな酸、まろやかな苦みが調和して飲み口は鮮やかに。軽いタッチながらも、日本酒「三好」ならではに旨みはきめ細かく高密度で、シルキーと言っても過言ではないほど。滑るような舌触りを呈しつつ、くっきりとした味わいをありありと表現。バニラのような清楚な甘いフレーバーと瑞々しい和梨のような果実感、清々しい柑橘系の果実の外皮のようなビター感を溶け合わせ、スマートに広げます。
飲み落とした後にはビター感によるキレ。すっきりと洗い流されたような後口にシナモンのような甘いスパイス感が同時に優しくドライな余韻をたなびかせます。