【使用米】会津坂下産亀の尾 29%精米
【アルコール度数】16%
【使用酵母】協会9号酵母
【日本酒度】+1.92
【酸度】1.77
【おすすめの召し上がり方】冷やして~常温~お燗
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
福島県「天明」「一生青春」の曙酒造から満を持してリリースされた生酛造りによる純米大吟醸酒が到着しました。10月の生酛特別純米、11月の山廃特別純米に続いての、天明商品の生酛系の造りによるもののうち最高峰に位置づけられるお酒。会津坂下産の亀の尾を29%もの高精米歩合で100%、協会9号酵母を使用して、生酛造りによって仕込まれた「生酛系酒母最高峰」の呼び名に相応しい逸品です。
50℃を超えるほどに温めても味わいのバランスは崩れず、「生酛純米大吟醸 本生 29」はマイルド&フレッシュな熱燗を楽しませてくれます。香りには焼き林檎のような香ばしさと甘い果実のニュアンスを立ち昇らせ、冷たい時に蜜のようだった甘さは解れ、さらりとした舌触りを獲得。加えて酸の艶やかさが大幅に向上。若々しく爽やかな、キュンッと甘酸っぱい味わいをお楽しみいただけます。後味はふわっとワタアメが溶けるかのような幕引き。微かなビタースウィートな余韻を儚く漂わせます。
45℃前後に温めると、イキイキとした酸が存在感を増し、爽快な飲み口へと変貌。甘旨みのボリュームは豊かさを保ちながらも、溌剌とした弾けるような酸がきゅう~っと引き締め。甘酸っぱい味わいと同時に、薔薇の花のような芳しさを口いっぱいに広げます。繊細に尾を引くような優しい余韻には優雅に甘いバニラのような芳香。ふんわり、ゆっくりとボリュームを落としていきます。
40℃前後に温められた「生酛純米大吟醸 本生 29」は、ふくよかな旨みとまろやかな酸が適切にバランスした、爽やかでありながらもリッチな飲み口を獲得。はっきりとした甘さと、その甘さに溶け込んだような酸とスマートな苦みがほどよい締まりと鮮やかさをもたらし、オレンジ・マーマレードのような風味を軽快に広げます。甘み、優しい酸味・苦みが調和した美しい味わいをお楽しみいただけるぬる燗です。