【使用米】亀の尾 65%精米
【アルコール度数】16%(原酒)
【使用酵母】協会9号酵母+自社酵母NATSUKI
【日本酒度】+0.5
【酸度】1.6
【おすすめの召し上がり方】冷やして
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
福島県で日本酒「天明」「一生青春」を醸す曙酒造による、R1BY新酒のご紹介です。11月の「零号」から始まり、4月の「伍号」までの計6種類の「中取りシリーズ」と呼ばれる季節商品の第4弾「中取り参号」です。この参号のコンセプトは、「“旨”そして、優しく覆うようならしい“酸”」なんだそうです。秋田県大潟村産の亀の尾を100%使用し、協会9号酵母によって生み出された純米吟醸の無濾過生原酒。透明感のある甘旨みから溢れ出すような果実感のある風味。嫌味なくキレを表現する清々しい苦み、日本酒「天明」ならではの張りのある酸による軽やかで瑞々しい飲み口をお楽しみいただけます。
澱を混ぜる前の上澄みの「中取り参号」は、青林檎のようなフレッシュな果実を想わせる香りがほのかに。優しい旨みがしっとりとした舌触りを感じさせ、同時にきめ細かな酸が煌いて飲み口に軽快さを表現。透明感のある甘さに瑞々しさを纏わせつつ、くっきりとした縁取りを施します。柔らかな味わいには香りより熟した感じのする林檎のニュアンスがふんわり。飲み落とした後には苦みが柔らかなキレをもたらし、微かな柑橘系の果実のような余韻をたなびかせます。
澱を混ぜて試してみると「中取り参号」は大きく変化。林檎のようなニュアンスに加え、ほのかなバニラを想わせる優しい甘い香りがほんのりと漂います。旨みがわずかにボリュームを増して滑らかさを獲得。ほんのり甘く、瑞々しい飲み口が表現されます。さらに、天明&亀の尾ならではの苦みが歯切れの良い味わいを展開。清々しい風味にはグレープフルーツのようなニュアンスを鮮やかに広げます。微かなスペアミントのようなニュアンスが清涼感とマイルド感をもたらしつつ、ギュッと苦みが引き締めてドライな後味を閃かせ、キリリとした柑橘系の果実の外皮のような余韻が長く尾を引きます。
新酒ならではの爽やかさと中取りの優れたバランス感を併せ持った「中取り参号」です。この機会にぜひご体験ください。