【使用米】会津坂下産美山錦 55%精米
【アルコール度数】15.32%(原酒)
【使用酵母】うつくしま夢酵母F701
【日本酒度】+3
【酸度】1.3
【おすすめの召し上がり方】冷酒
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
福島県で日本酒「天明」を醸す曙酒造による新酒のご紹介です。11月の「零号」から始まり、4月の「伍号」までの計6種類の「中取りシリーズ」と呼ばれる季節商品の第3弾「中取り弐号」です。この弐号のコンセプトは、「ドライ&ライト、香る旨辛に仕上げました」なんだそうです。会津坂下産の美山錦を100%使用し、うつくしま夢酵母F701によって生み出された純米吟醸の無濾過生原酒。透明感のある甘旨みから溢れ出すような果実感のある風味。嫌味なくキレを表現する清々しい苦み、日本酒「天明」ならではの張りのある酸による軽やかで瑞々しい飲み口をお楽しみいただけます。
澱を混ぜる前の上澄みの「中取り弐号」は、微かなグレープフルーツを想わせる香りを漂わせます。液体と同じく透き通るような旨みの広がりをしなやかな強さのある酸がじわじわと囲い込み、きゅっと引き締め。ドライ感充実の張り詰めた飲み口を表現。微かな甘さはあるものの、どこまでもスマートに、爽やかに、スッと、フッと、柑橘系の果実のような味わいをほのめかします。
澱を混ぜて試してみると「中取り弐号」は大きく変化。香りはほのかな爽やかで甘いメロンのようなニュアンスを獲得。ビター感が主体の味わいの中にさらりとした甘さと、しゅっとした、研ぎ澄まされた酸が調和。舌触りは引き締まっているの
に、その中に溶け込んでいる味わいは繊細でありながらも柔らかく優しく、香り高く優雅。口の中に広がる果実感には、林檎のような艶やかな甘みやグレープフルーツのような爽やかな苦みの溶け合った風味をお楽しみいただけます。苦みにきゅっと引き締められた甘さがビターオレンジのような余韻を表現。繊細に長い尾を引きます。
新酒ならではの爽やかさと中取りのマイルドさ、優れたバランス感を併せ持った「中取り弐号」です。この機会に、ぜひご体験ください。