【使用米】兵庫県産山田錦 30%精米
【アルコール度数】16%
【使用酵母】協会1801号酵母
【日本酒度】-6
【酸度】1.2
【おすすめの召し上がり方】冷酒
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
福島県で日本酒「天明」「一生青春」を醸す曙酒造による四年に一度のリリースとなる「閏号」のご紹介です。今回の「閏号」は、第一弾「荒セメ」、第二弾「中取り」、第三弾「火入れ」と、3バージョンが用意されたうちの第一弾「荒セメ」。「あらばしり」と「セメ」のブレンドによる、若々しい軽快な飲み口の中に華やかな香りが広がり、清々しいキレとともに楽しませてくれるおりがらみ。純米大吟醸の生原酒です。
グラスに注がれた「荒セメ 閏号」は、澱を満遍なく行き渡らせて淡いホワイトシルバーの色調を呈します。軽快に揺れ動く液体は、優しいエキス分の存在を、艶やかな光沢を浮かべる液面は純良なアルコール分が溶け込んでいることを、それぞれありありと伝えます。
グラスから立ち昇る香りには、華やかさが豊かに感じられます。パイナップルを想わせる南国果実感や澱からのスペアミントのようなニュアンス、若々しい青草のようなグリーンノートもほのかに漂います。芳醇でありながらもフレッシュな飲み口を期待させてくれる香り立ちです。
口当たりから甘やかさを感じさせる柔らかな旨み。酸の穏やかさが豊かな旨みの軽やかな広がりを引き立て、優雅な舌触りを楽しませてくれます。口の中に広がる味わいには、繊細でありながらもしなやかさを感じ、バニラを想わせる柔らかなフレーバーとともに優しくビター感が湧き上がり、そこはかとないエレガントさを引き出し、心地よく楽しませてくれます。
飲み落とすと、ビター感が緩やかにボリュームを落とし、優しい口どけを展開。心地よい刺激をもたらす酸の残像が揺らめく後口にラムネ菓子のような清涼感のある余韻をたなびかせます。
「あらばしり」らしい張りのある若々しさと、「セメ」」ならではの豊かさが、日本酒「天明」の持ち味である澄み切ったスタイルの中で美しく調和した、エレガントでピュアな香味を存分に楽しませてくれる「荒セメ閏号」です。この機会にぜひ、ご体験ください。