【使用米】備前雄町 58%精米
【アルコール度数】16%
【使用酵母】協会901号酵母
【日本酒度】±0
【酸度】1.4
【おすすめの召し上がり方】冷酒
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
香川県で日本酒「川鶴」を醸す川鶴酒造による数量限定でリリースの生原酒のご紹介です。58%精米の岡山県産の雄町を100%使用した純米吟醸酒。「雄町」ならではのきめ細かく密度の高い旨みを、若々しく張りのある酸が引き立てた、力強くフレッシュな味わいをお楽しみいただける逸品です。
グラスに注がれた「純米吟醸 限定生原酒 雄町」は、ごく微かにイエローを溶け込ませ、グレーがかったシルバーの色調を呈します。艷やかな液面を光沢で覆い、虹色の筋を浮かび上がらせ、純良なアルコール分とエキス分の存在を示唆。その奥から湧き上がるクリスタルのように澄んだ輝きは、豊富な酸が溶け込んでいることを伝えます。グラスの内側にわずかに張り付く炭酸のごく小さな泡の粒を見るにつけ、微炭酸による爽やかな口当たりがもたらされるであろうことを想像できます。
グラスから立ち昇るのは、洋梨やネーブルオレンジを想わせる果実のような香り。さらに、青草のような若々しいニュアンスも嗅ぎ取ることができます。穏やかながらもフレッシュさがありありと伝わってくる心地よい香り立ちです。
きめ細かな旨みの密度の高さを感じさせる滑らかな口当たり。若々しい張りを感じさせるイキイキとした酸が強い煌きを放ち、同時に清々しいビター感が閃いて飲み口を引き締めます。口の中に鮮やかに引き出されるのはライムを想わせるビターな柑橘果実フレーバー。
飲み落とすと、じんわりとビター感が解れ、柔らかな口どけを展開。清涼感が引き出された後口に柑橘系の果実の外皮のような清々しい苦みの余韻をたなびかせます。
高位置で響き渡るような酸と高密度のきめ細かな旨みの調和が、力強い味わいを表現する純米吟醸の生原酒。「雄町」ならではのフレッシュなフレーバーと清々しいビター感による鮮明感が、日本酒「川鶴」らしいスマートさと相乗。イキイキとした飲み口を歯切れよく、豊かさをも内包して楽しませてくれる「川鶴 純米吟醸 限定生原酒 雄町」です。この機会にぜひ、ご体験ください。