【使用米】香川県産さぬきよいまい 58%精米
【アルコール度数】14%
【使用酵母】さぬきオリーブ酵母「KO-18」
【日本酒度】-2
【酸度】2.1
【おすすめの召し上がり方】冷酒
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
香川県で日本酒「川鶴」を醸す川鶴酒造によるオリーブから抽出した酵母を使用して仕込まれた純米吟醸酒「Light(ライト)」のご紹介です。
香川県酒造組合が、香川県独自の酵母の開発を計画し、香川県産業技術センター発酵食品研究所と共同開発。香川県の県の花であり・県の木でもあるオリーブの果実から「さぬきオリーブ酵母」を発見し、5年もの歳月を費やした開発計画を2020年、商品として立ち上げることに成功しました。
昨期までの「Light」は、~ powerful taste ~なるサブタイトルの付けられた、八反錦と協会9号酵母によって醸された清々しく軽快な飲み口をお楽しみいただけるアルコール分15%の商品でしたが、今回こちらのページにてご紹介させていただくのは、香川県を代表する酒造好適米である「さぬきよいまい」を100%使用し、新開発の「さぬきオリーブ酵母」によって醸されたアルコール分14%のオール香川へと刷新された純米吟醸酒です。オリーブの実を想像するような密度の高さや滑らかさに加え、ボタニカル酵母による日本酒ならではの野趣が爽やかさを引き出し「Light(ライト=軽快)」な飲み口を楽しませてくれます。
グラスに注がれた「川鶴 Light <純米吟醸> さぬきオリーブ酵母仕込み」は、艷やかに、ごく淡いイエローゴールドの色調を呈します。緩やかに揺れ動く液体には適切に密度を高められたエキス分を、照明の光を反射させる澄んだ輝きには豊富な酸が、それぞれ示唆されます。また、グラスの内側に見えるわずかな炭酸の泡の粒は、口当たりにもたらされる爽やかさを想像させます。
グラスから立ち昇る香りにはヨーグルトの上に浮かぶ液体「ホエー」のようなさらりとした乳清感。酸味をイメージさせるベリー系の果実のような果実感もほのかに感じられます。また、ごく微かなすだちを想わせるビターな柑橘果実感や、青草のようなグリーンなニュアンスに加え、白玉粉のような滑らかなお米感が漂います。フレッシュさとマイルドさを兼ね備えた飲み口を期待させる香り立ちです。
きめ細かな旨みの密度の高さを感じさせる滑らかな口当たり。若々しい張りを感じさせるイキイキとした酸が強い煌きを放ち、同時に清々しいビター感が閃いて飲み口を引き締めます。口の中に鮮やかに引き出されるのはライムを想わせるビターな柑橘果実フレーバー。軽快でありながらもほんのりと漂う甘やかさを酸や苦みが引き立てて鮮やかな香味を楽しませてくれます。
飲み落とすと、じんわりとビター感が解れ、柔らかな口どけを展開。清涼感が引き出された後口にカモミールのような果実様の香りに繊細な苦みを伴った爽やかな余韻をたなびかせます。
清々しい飲み口にグリーン、且つ、クリーンなイメージのフレーバーが爽やかさを引き立たせた「川鶴 Light」。酸や苦みによって引き締められた口当たりの中にきめ細かな旨みの滑らかさが引き出された純米酒の逸品「さぬきオリーブ仕込み」です。この機会にぜひ、ご体験ください。