【使用米】岡山県産雄町 60%精米
【アルコール度数】16%
【使用酵母】熊本酵母KA-4
【日本酒度】+3.0
【酸度】1.9
【おすすめの召し上がり方】冷やして~常温~お燗
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
秋田県「春霞」の栗林酒造店による29BY最後の限定リリースのお酒が到着しました。60%精米の岡山県産雄町を100%使用した特別純米酒を瓶燗火入れしたお酒。熟成を経たことで獲得したほどよい厚みと美しい調和。日本酒「春霞」ならではの綺麗な飲み口ながらも深く染み入るような味わいを楽しませてくれる数量&期間限定のお酒です。冷酒~常温も美味ですが、温めても美味しくお楽しみいただけます。
いただいた資料より
・栗ラベルシリーズ、赤バージョン。29BY酒、最後の限定出荷。
・29年度醸造、岡山産雄町仕込 特別純米の一度火入れ酒(ビン燗)です。
・「雄町」×「KA-4」(九号系)の組み合わせ。米の旨味、力強さ、を感じていただきたいお酒です。酸も豊かで、野菜を使った煮付けなどと相性が良く、食中向き。
グラスから漂うのは蜜たっぷりの林檎のような果実を想わせる香り。バニラやスペアミントのような、甘く爽やかなニュアンスもほのかに想わせます。フレッシュさを際立たせた香り立ちが優しく、柔らかい雰囲気を内包して繊細に立ち昇ります。
超微炭酸が微弱な電流のようにもたらされる柔らかな刺激のある爽やかな口当たり。その微炭酸に酸が相乗。豊かな旨みと溶け合って、若々しく瑞々しい飲み口を表現。微炭酸が落ち着くと、ハイトーンな酸が煌き、雄町ならではのふくよかな旨みを引き立て、清々しい苦みとともに味わいを鮮明に際立たせ、引き締まった力強さを発揮。口の中には、甘さをまったく取り除いたラムネ菓子のような清涼感のあるフレーバーと、バレンシアオレンジのようなビターな果実感が広がります。飲み落とした後にはきりっと締まった苦みによる鋭いキレ味。じんわりビターな後口に若草のような余韻をたなびかせます。
温まることで旨みは大きなボリュームを獲得。
40℃前後にお燗すると冷たい状態だった時の酸の微弱電流が少し強くなり、ぎゅ~んっと伸びやかに、びびびっと舌に心地よい微(美)振動をもたらします。カスタードクリームのような甘くまろやかなフレ-バーを伴いつつも、きりっと引き締まった舌触りが心地よいぬる燗をお楽しみいただけます。
45℃前後に温まると大きなボリュームの旨味を引き立てるように柔らかな酸が調和。緩やかに広がる旨味に伴ってふんわりとジャスミンのような甘く清楚なフレーバーを漂わせ、ゆったり、まろやかな上燗を表現。冷たいときの苦みは清々しいキレへと昇華し、豊かで柔らかな味わいとは裏腹に綺麗な後味を表現。味わい深い、ふくよか、且つ、スマートな上燗が展開されます。
50℃まで温度が上がると飛躍的に味わいは美しい調和を展開。バラの花のような香りを立ち昇らせ、豊かなボリュームの旨みをまろやかでありながらも張りのある酸がパーフェクトリーにバランス。大きなスケールで味わいを端整に、力強さを保ったままスマートに楽しませてくれます。
日本酒「春霞」は、微炭酸が特徴の冷酒向きのお酒と思われていらっしゃる方々に是非とも知っていただきたい、お燗も美味な「栗ラベル赤 雄町」。冷やして~常温の時の透明感や爽快感は「らしい」感じですが、温まった時のふくよかさやまろやかさはうっとり、ゆったり、ゆるゆると、癒されること請け合い。食事をしながら味わうのなら掛け値なしにお燗がオススメです。