【使用米】秋田酒こまち 50%精米
【アルコール度数】16%
【使用酵母】亀山酵母(蔵付分離)
【日本酒度】-2.0
【酸度】1.7
【おすすめの召し上がり方】冷やして
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
秋田県で「春霞」を醸す栗林酒造店による新酒のご紹介です。50%精米の秋田酒こまちを100%使用した純米吟醸酒の生酒。秋田酒こまちならではのスマートさの中に豊かに溶け込んだ香味と、日本酒「春霞」ならではの溢れるほどのフレッシュな飲み口が新酒らしい若々しい味わいをより引き立てて楽しませてくれる、数量&期間限定のお酒です。
いただいた資料より
・秋田酒こまちを100%使用、当蔵で見つかった蔵付分離酵母「亀山酵母」で醸しました。酒こまちならではのやさしい味わいと、「亀山酵母」が醸すさわやかな香りを目標に、醸造しております。
・栗林酒造の名にちなみ、酒蔵には栗の大木が植えられています。これをモチーフとしたのが「栗ラベル」シリーズ。今回は冬バージョンの「栗ラベル・白」です。
淡いイエローがうっすらと染めるグラス。落ち着いたシルバーを溶け込ませ、照明の光を穏やかに反射し、優しい輝きを放ちます。液面に浮かび上がる光沢は美しいスペクトルを描き、澄み切った、真珠を溶かしたかのような色調は、フレッシュ、且つ、エキスに満ちた香味を想像させる若々しい外観です。
グラスから漂うのは、予定調和的で恐縮な、モンブランを想わせる甘やかで香ばしい香り。その奥からふわりと立ち昇る林檎のような瑞々しい果実感。バニラのようなフレッシュ&クリーミーなニュアンスや、スペアミントのような甘い清涼感も繊細に漂わせます。日本酒「春霞」らしい、まろやかさとフレッシュさが溶け合った香り立ち。飲み口にその雰囲気があることを示唆している印象です。
日本酒「春霞」でよく出会う微炭酸が微弱な電流のように煌く爽やかな口当たり。滑らかな旨みが微炭酸に優しく引き立てられ、まろやかでありながらも瑞々しい飲み口を広げます。若々しい酸が軽やかに瞬き、軽やかに味わいを引き締めて、スマートに、ドライさを表現。口の中に広がるのは、和梨のような瑞々しさと、グレープフルーツのようなビターな柑橘果実感。艶やかさと清々しさの調和した味わいが鮮やかに広がります。飲み落とした後には苦渋による清々しいキレ味。じんわりビターな後口が、微かな甘い余韻とともに静かに、ゆっくりと、綺麗な口どけを展開します。
甘くないモンブランをつくったらこんな味なのではないかと思えるような、甘香ばしく、クリーミーな舌触りと香味を楽しめる「栗ラベル・白」。カスタードクリームのような甘やかさと、アルコール感によるキレ味のアクセントとの調和が爽やかで心地よい、純米吟醸の生酒です。