【使用米】松山三井 60%精米
【アルコール度数】17度
【使用酵母】自家培養酵母
【日本酒度】+4
【酸度】1.5
【おすすめの召し上がり方】冷やして~常温~お燗
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
愛媛県で日本酒「石鎚」を醸す石鎚酒造による、うなぎラベル「土用酒」のご紹介です。愛媛県で引っ張りだこの酒造好適米「松山三井」を100%、60%精米にて使用した純米酒です。日本酒「石鎚」ならではの力強い酸と、強め(17度以上18度未満)のアルコール分による、伸びやかで張りのある口当たりと凝縮感のある旨みが引き出した濃厚な味わいのある辛口酒。「石鎚」の酒全般に感じる食事の味わいを包み込んで相乗させるような懐の深さに加え、キレ良く、併せる食事を引き立てる持ち味を発揮。丑の日にうなぎと併せるだけではもったいない魅力的な持ち味をお楽しみいただけるお酒です。
グラスから漂うのは林檎を想わせる艶やかな蜜を含んだ果実のような香り。炊き立てのご飯や、バニラクリームのような優しい甘いニュアンスも嗅ぎ取る事ができます。ひと嗅ぎするだけでお腹がぐうぅ~っと鳴りそうなくらいの、食欲が沸いてくるような香り立ち。日本酒「石鎚」のグラスを手にするといつも感じる『食事を引き寄せる』感覚が、この「土用酒」でも湧き上がります。
ぎゅっと鋭く引き締める酸、まろやかな苦み、艶やかな旨みが調和し、さらにアルコール感が下支えする、濃厚、且つ、力強い飲み口。日本酒「石鎚」ならではのきめ細かな旨みのまろやかさはそのままに、たっぷりとした味わいのあるシャープな辛口が表現されています。口の中には伊予柑のような甘酸っぱいフレーバーとホップのようなドライな苦みが溶け合って広がります。飲み落とした後には舌にチクチクとアルコール感による心地よい刺激。消え残る甘酸っぱいフレーバーがじわじわと落ち着いていき、相対的にビター感が際立ちじんわりと余韻をたなびかせます。
温めると味わいがまろやかさを向上させます。濃縮感を得た旨みが、強く瞬くような酸と調和。苦みはやや落ち着きを見せ、甘やかさを際立たせて、マイルド&パワフルなお燗酒を楽しませてくれます。
土用の丑の日のうなぎが食卓に上がる時だけではもったいない、豊かな旨み、酸、苦みを統べるアルコール感の清々しいバランス感。煮詰めて仕上げた蒲焼のタレとうなぎの脂とのペアにも負けない逞しい味わいの「石鎚 純米 土用酒」。スパイスが効いたお料理やこってりとした味付けのお料理とマッチさせるには最上のもののひとつと言えます。