【使用米】滋賀県産吟のさと 50%精米
【アルコール度数】16%
【使用酵母】協会601号酵母 自社酵母 No.19
【日本酒度】非公開
【酸度】非公開
【おすすめの召し上がり方】冷酒
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
滋賀県で日本酒「笑四季」を醸す笑四季酒造による、定番酒「コンテンポラリーシリーズ」と銘打たれた純米酒「センセーション(Sensation)」のご紹介です。「様々な要素を取り入れつつ、今を表現する」という意味に捉えることができる「Contemporary(=コンテンポラリー)」。その「コンテンポラリー」によって生み出された香味が飲む人々をあっと驚かせるセンセーショナルな逸品。2020年は彩り豊かに5つのカラー展開となる「センセーション」のひとつ「朱ラベル」の「生酒」です。
こちらの「朱ラベル」は、輸出限定の商品であったそうなのですが『装いも新たに』復活、季節・数量限定でのリリースとなりました。滋賀県産の「吟のさと」を50%精米にて100%使用、協会601号号酵母と自社酵母No.19によって醸された生酒です。
グラスに注がれた「センセーション 朱ラベル 生酒」は、ほんのりと青みがかった淡いイエローシルバーの色調を呈します。軽快に揺れ動く液体の様子には優しく溶け込んだエキス分の存在が、液面を覆う艷やかな光沢には純良なアルコール分が、その奥から湧き上がる輝きには酸の豊富さが、それぞれ伝えられます。日本酒「笑四季」ならではの、優れた香味のバランスへの期待が高まる、ムラもくすみもない、澄み渡った、美しい外観です。
グラスから豊かに立ち昇るのは、6号酵母ならではの爽やかな香り。『青りんご系の芳香』が涼やかな果実感を伝え、スペアミントを想わせる柔らかな清涼感が漂います。また、求肥のような甘やかでしっとりとしたイメージのお米感がふくよかさを、青草のようなグリーン・ノートが若々しさをほのめかします。さらに、生姜のようなスパイス感がアクセントとして添えられ、香りにほどよい締まりをもたらしている印象です。
口当たりは滑らかで軽快。柔らかな旨みが舌に染み込んでいくような質感を呈し、しなやかに広がります。的確にボリューム感を抑え、スマートに、鮮やかな香味を表現。ほんのりと甘やかさを滲ませ、酸っぱみと捉えることができるチャーミングな酸味が調和。さらりとした中に瑞々しい飲み口が展開されます。口の中に広がるのは、ラズベリーを想わせる甘酸っぱく赤いイメージの果実感。ほのかにバニラのようなフレーバーも漂うことでまろやかさが加わり、香味のバランス感が完遂されます。
飲み落とすと、広がりを見せていた味わいは素早く解け、宙に吸い込まれていくような口溶けを見せます。すっきりとした後口にバラの花のようなエレガントな風味が漂い、じわじわと清涼感が引き出され、ラムネ菓子のような余韻がたなびきます。
ラベルの色のイメージにインスパイアされながら、その甘酸っぱい味わいを爽やかに楽しめる「朱センセーション」。澄み切ったイメージの香りの中に柔らかなニュアンスが溶け込んだ、日本酒「笑四季」らしいバランスに優れた香味が心地よい生酒です。この機会にぜひ、ご体験ください。