【使用米】滋賀県産山田錦 50%精米
【アルコール度数】16%
【使用酵母】花酵母月下美人
【日本酒度】非公開
【酸度】非公開
【おすすめの召し上がり方】冷酒
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
滋賀県で日本酒「笑四季」を醸す笑四季酒造による、花酵母を使用して仕込まれたお酒のご紹介です。
「SAKEDERIA 西暦2092年の都市を舞台とした、笑四季が贈る花酵母のめくるめく世界」と、いただいた資料で紹介された「Sakederia2092」。東京農大花酵母の魅力を存分に引き出すことを目指して仕込まれる、花酵母によるお酒のメインとなるシリーズです。そんな「Sakederia2092」の第二弾となる「月下美人」の花から分離された酵母を使用した逸品。花酵母によって引き出されたボタニカル感が日本酒「笑四季」ならではの甘やかな味わいと調和した瑞々しさをお楽しみいただけます。
グラスに注がれた「Sakederia2092 #2 月下美人」は、ほんのりとグレーがかった淡いイエローの色調を呈し、その若々しさを示唆。また、液面を落ち着いた光沢で覆い、虹色を伴ったシルバーの細い筋を走らせ、純良なアルコール分とエキス分の存在をほのめかします。さらに、グラスの深い部分にクリスタルのような澄んだ輝きを見て取ることができ、このお酒に溶け込んでいる酸の豊富さがありありと伝えられます。若々しい張りと豊かな旨みの爽やかで甘やかな味わいを想像させる外観です。
グラスから立ち昇るのは、ベイクドチーズケーキを想わせる香ばしく甘い乳製品感。レモングラスのような清々しくグリーンなイメージのニュアンスやスペアミントを想わせる柔らかな清涼感が漂います。マイルドさとフレッシュさを併せ持った飲み口を期待させてくれる、持ち合わせた複雑さを適切にまとめ上げた印象の香り立ちです。
溌剌とした酸の強い煌きと密度の高い旨みの透明感。日本酒「笑四季」らしいしっとりとした甘さがありながらも、軽快さを引き出す酸味や苦みの端整なバランス感や、爽やかさ表現する清涼感のあるフレーバーが、瑞々しく、涼やかな飲み口をもたらします。口の中に広がるのは、バニラを想わせる甘くまろやかなフレーバーとライムのようなビターな柑橘果実感。甘みに清々しさが調和して鮮やかに、軽やかに、柔らかくもドライな味わいを際立たせます。
飲み落とした後に広がるのは、ラムネ菓子のような清涼感のある後味。すっきりと洗い流された感じのする後口にしっかりと熟した柿を想わせる余韻を繊細にたなびかせます。
香味が織り重なることで引き出される
ひと晩だけその美しい花を咲かせる月下美人のように、ひと口の中で大きく花開くような香味が心地よい「Sakederia2092 #2 月下美人」。透明感のある質感の中にも豊かな香味が引き出され、軽快に、涼やかに楽しませてくれる花酵母「月下美人」による逸品です。この機会にぜひ、ご体験ください。