【使用米】山形県産雪女神 50%精米
【アルコール度数】15%
【使用酵母】協会701号酵母
【日本酒度】+8
【酸度】1.5
【おすすめの召し上がり方】冷やして~常温~お燗
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
山形県で日本酒「米鶴」を醸す米鶴酒造による山形県生まれの酒造好適米「雪女神」を使用した純米大吟醸酒のご紹介です。50%精米の「雪女神」を100%使用した超辛口(日本酒度+8)の火入れ。日本酒「米鶴」らしい澄み切った香りを伴ったスマートな味わいをお楽しみいただけます。
グラスに注がれた「超辛純米大吟醸 雪女神」は、ほぼ色付きのない澄み切った液体を軽やかに揺らします。液面が照明の光を反射し、シルバーでコート。鏡のような光沢感や澄んだ輝きを放つ外観に、研ぎ澄まされた飲み口を期待させます。
グラスから立ち昇る香りはほんのりとして涼やか。甘さをまったく思い浮かべられないくらいの引き締まったニュアンスにはペパーミントのような爽快感や青草のような若々しさ、ほのかにライムのようなビターな柑橘果実感も漂います。飲み口にもたらされるであろう「超辛」感を容易く想像できる澄み渡ったイメージの香り立ちです。
口当たり軽快。清々しく広がる苦みの爽快さ。繊細な旨みは滑らかでごく微かな甘さを滲ませ、じんわりと湧き上がるきめ細かな酸と綺麗に調和。優しく引き締められながら清涼感のある飲み口をスマートに表現します。口の中に広がるのは、甘さをすっかり取り除いたマスカットのような果実フレーバー。ブドウの果皮を想わせる渋味とともにドライな味わいを清々しくもたらします。
飲み落とした後には波が静かに引いていくような優しい口どけ。すっきりと澄み渡るような後口にじわじわと苦みが戻りつつ、カモミールのような余韻を穏やかにたなびかせます。
40℃前後に温めると酸がイキイキと煌き、ほんの少しボリュームを増した旨みと調和して、力強い「超辛」を表現。ラムネ菓子のような清涼感のあるフレーバーを漂わせながら歯切れのよいぬる燗を楽しませてくれます。
50℃前後に温まった「超辛純米大吟醸 雪女神」は、シャープな酸の弾けるような口当たりによって「極辛」を表現。きりりと引き締まった飲み口で、清々しいビター感の閃きが振り切ったドライな味わいをもたらします。
日本酒「米鶴」らしいスマートさが研ぎ澄まされた印象の、ネーミングに偽りなしの「超辛」。滑らかな質感がありながらも、酸や苦みの調和によって清々しい飲み口が引き出され、そっと添えられたような白ブドウ的果実フレーバーが涼やかに、ただドライなだけの味わいを回避。いつまでも飲み飽きない、磨き抜かれたバランス感を楽しませてくれる純米大吟醸酒です。この機会にぜひご体験ください。