【使用米:麹】出羽の里 65%精米
【使用米:掛】出羽きらり 65%精米
【アルコール度数】15.7度
【使用酵母】山形KA酵母
【日本酒度】+4
【酸度】1.65
【おすすめの召し上がり方】冷やして~常温~お燗
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
総米600kgの小仕込みで丁寧に造り上げた、山形県「米鶴」を醸す米鶴酒造による「米鶴スピンオフ企画第6弾」、生酛造りの純米酒です。肩張りに見える「e・re・ki・mo(エレキモ)」がこのお酒の商品名。『当社のレギュラーの生酛純米は日本酒度-2~0程度で仕上げますが、本作は白ワインのように冷やして楽しんでもらいたいとの想いから+3~5程度を目標として設定しております。また、ひと昔前の生酛のイメージと本作の味わいとに良い意味でのギャップがあるのでラベルには生酛という表記はいたしません。』との説明がありました。「エレガントな生酛」を略して名付けられた「e・re・ki・mo(エレキモ)」、言われなければわからないくらいのエレガントさを表現した生酛仕込みの純米酒。まろやか、且つ、端整な味わいをお楽しみいただける逸品です。
冷えた状態だと、香りにはレモンやハーブを想わせる爽やかなニュアンス。まろやかな旨みが広がり、軽快な甘やかさをほんのりと漂わせます。さらに、滑らかな酸がじんわりと湧き立ち、優しく引き締めてスマート&ドライな飲み口を表現。飲み落とした後にはビター感が甘旨酸を包み込んでキリリとキレのある後味を引き出し、清々しい余韻を繊細に漂わせます。
温めると、香りはジャスミンのような清楚な甘い香りを立ち昇らせます。旨みは厚みを増し、同時に軽快に滑るような舌触りを発揮します。柔らかな甘さがふんわり漂い、きめ細かな酸が優しく引き締めてマイルド&スマートな飲み口を表現。後味に向けて現れるビター感は甘旨みと美しくバランス。スカッと晴れ渡るような爽快な余韻を引き出します。
ぬる燗~上燗(約38~48℃)なら温度が上がるごとに香味のボリュームが増していく印象があります。50℃を超えてくると、ビタースウィートな香りと、軽快な甘旨と、スムーズなキレのある飲み口へと表情を変えます。