【使用米】吟のさと 60%精米
【アルコール度数】13%
【使用酵母】酵母無添加(自然酵母)
【日本酒度】非公開
【酸度】非公開
【おすすめの召し上がり方】冷やして
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
奈良県で日本酒「花巴(はなともえ)」を醸す、美吉野(みよしの)酒造による季節・数量限定のお酒のご紹介です。
商品案内より抜粋
このお酒は、軽快な酸が特徴のお酒です。花巴の持つイメージに「濃厚」という方もおられるかと思いますが、ただ濃いお酒を目指しているわけではなく、酸・うまみ・甘み・苦味などのバランスにより、酸を活かしたお酒の立ち位置を模索して多様な味わいをつくっていきたいと考えております。
その中でも、今までの花巴になかった立ち位置を持っているのがこちらのお酒で、冷蔵貯蔵(花巴の火入酒の中で唯一)することで、爽やかさと果実味(ほんのり甘やかな香り)や軽快な酸・苦味を熟成感なく共存させております。今年は麹歩合と汲水歩合を見直し醸しました。低温でじっくりと熟成させることで、アルコール分は低いながらも味わいに丸みがでてきて、軽快ながら奥行きのあるリッチなお酒に仕上がります。
爽快な酸が際立てられた軽快な口当りながらも広がる味わいは力強く、鮮やか。日本酒「花巴」の軸となる研ぎ澄まされた骨格部分を垣間見るような鮮烈さの中に、奥行きとふくらみを携えた、柔和な舌触りの旨みを溶け込ませた味わいをお楽しみいただける火入れのお酒、山廃造りによる純米酒の低アルコール(13%)原酒「HANATOMOE NEW」です。
グラスの中の「HANATOMOE NEW」は、日本酒「花巴」らしからぬ、優しい色付き。微かにイエローを溶け込ませた淡いゴールドの色調を呈します。注いだ際にできた気泡がなかなか消えないあたりには日本酒「花巴」らしい残糖分がほのめかされている印象です。グラスの中で揺れ動く様子は、淡い色付きのイメージに反して緩やかで、飲み口にもたらされるエキス分の豊富さをありありと伝えます。
立ち昇る香りは日本酒「花巴」らしく、目が覚めるような張りのある酸から滲み出すような爽やかで力強いニュアンス。カマンベールのようなチーズ感や、まろやかさを溶け込ませるようなプレーンヨーグルトのような香り。角の取れた円みのある芳香がパワフルに沸き立つような生気に満ちた香り立ち。味わいにもたらされる酸味の豊富さを期待させてくれます。
軽快、且つ、透明感のある口当たり。サラリとした液体に際立って煌く酸味と、軽やかながらも滑らかな舌触りの旨みが調和して爽やかな飲み口を表現。さらに、じんわりと滲み出してくるような苦みが包み込むようにして優しいコクをもたらし、ドライな味わいをスマートに楽しませてくれます。口の中に広がるのはライムのような苦味と酸味をバランスさせた柑橘果実フレーバー。
飲み落とした後には、シャープな苦味による清々しいキレ味。すっきりと洗い流された後口をペパーミントのような清涼感のある余韻が涼やかにたなびきます。
その名に違わぬ「花巴」の新たな一面に相見えた印象の新鮮な香味が引き立てられた「HANATOMOE NEW」。豊かさやふくよかさをまとめ上げ、酸を際立たせるようにバランスさせることによって引き出された軽快感と鮮明感。ライトな飲み口にくっきりと浮かび上がるような香味をお楽しみいただける低アルコール(13%)の山廃純米酒です。この機会にぜひご体験ください。