【使用米】五百万石 55%精米
【アルコール度数】16.5%
【使用酵母】AKITA雪国酵母(UT-1)
【日本酒度】+3.5
【酸度】1.6
【おすすめの召し上がり方】冷やして~常温~お燗
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
4月にリリースされた29BY新酒「角右衛門 純米吟醸酒 五百万石 限定 生原酒」の加水・火入れのお酒です。新酒時代の濃厚さをわずかに落ち着けながらもフレッシュさをほどよく残したスムーズで張りのある飲み口、火入れによって引き出されたくっきりとした鮮やかなフレーバーをお楽しみいただけます。
グラスに注がれた「角右衛門 純米吟醸 五百万石仕込 限定 生原酒」の色合いは淡い黄色を溶け込ませたシルバーがかったクリスタル。ツヤツヤとした液面が眩く照明の光を鮮やかに跳ね返します。
やや独特ながらも涼しげな、すーっと鼻腔に滑り込んでくるような香り立ち。想わせるのは和梨やネーブルオレンジのような果実、青草のような若々しさ、レモンクリームのような爽やかでまろやかなニュアンスも感じられます。
口に含むと軽快に、瑞々しさを伴った旨みが広がります。口当たりは滑らかながらも酸の支えによって張りがあってフレッシュ。スマートでありながらもほのかな洋梨やグレープフルーツをミックスしたようなまろやかさと清々しい苦みのフレーバーをもたらし柔らかな飲み口の中にきりりと引き締まった辛口のイメージを表現。飲み落とした後に残る柑橘系の果実の外皮のような苦みが清涼感のあるキレ味を展開。後口にはスミレの花を想わせる清楚な甘い余韻をほんのりと漂わせます。
40℃前後に温まるとラムネ菓子のような香りをほのかに漂わせます。まろやかな旨みを煌きを増した酸が引き締めてふくよかでやや強さのある飲み口を楽しませてくれます。苦みは飲み落とした後のすっと消えていくような綺麗さを引き出して、さっぱりとした後味をもたらします。
45℃を超えてくると香りはスパイシーに。旨みはスマートさを獲得して酸の鮮やかさが引き立ち、ぎゅぎゅっと引き締まる辛口の味わいをお楽しみいただけます。
「オンリー・ワン」と言っても過言ではないくらいのキャラクターを持った「角右衛門 純米吟醸 五百万石仕込」。角右衛門らしいまろやかさと清々しいキレ。若々しくもほどよい落ち着きを備えたキャラクターは他では味わい難いオンリー・ワンなフレーバーを楽しませてくれます。