【使用米】山田錦 50%精米
【アルコール度数】16度
【使用酵母】非公開
【日本酒度】非公開
【酸度】非公開
【おすすめの召し上がり方】冷やして~常温~お燗
【冷蔵の有無】冷暗所での保存
【開封後賞味期限】開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。
山口県で日本酒「三好」「阿武の鶴」を醸す阿武の鶴酒造による純米吟醸酒「点と線」のご紹介です。
いただいた資料より
「点」は今までの経験や出会い、「線」はつながり。今までの経験や出会いの1つ1つすべてが線でつながってきていることを実感しています。これからも1つ1つの点を大切にしながら、線でつないでいけるようにという思いを込めて名付けました。このお酒を手に取ったお客様にも、お酒を通して多くの方々とつながってもらえたらと考えています。
そんな所からボトルには、ゴールドとシルバーの線が混じり合い、パールの点と繋がっていくというイメージを表現したデザインとなっています。斬新、且つ、美しい外観のボトルは、実際に手に取ってぜひご覧になっていただきたいと思います。
ライムのような柑橘系の果実を想わせる清涼感のある香り。青草のような若々しさ、微かにシナモンのような甘いスパイスを想わせるニュアンスも感じられます。炊き立てのごはんのような香りがほんのりと漂ってきて「生もと?」とも思わされるような、ふっくら、やや複雑な雰囲気。ですが、50%精米の山田錦を100%使用した純米吟醸酒。俯瞰して嗅ぐと清々しくまとまった、端整な香り立ちを楽しめます。
柔らかな旨みがしっとりと、舌を優しく撫でるように広がります。溶け込んだ要素のきめの細かさがもたらすクリーミーさと、新鮮な果実を想わせるフレッシュさが引き立て合いながらユニティ。点と点が線でつながる瞬間が口の中で表現され、ボリュームのある味わいを爽やかに楽しませてくれます。バニラを想わせる甘いフレーバー、白ブドウ果汁のような瑞々しさを表現。さらに、舌の上で保持していると、じわじわと洋梨のようなまろやかさと同時に、ブドウの皮のような渋味が湧き立って、味わいに艶やかさとコクがもたらされます。飲み落とした後にはまろやかな苦みによる柔らかなキレ。ビターチョコレートのような後味の中を柑橘系の果実の外皮のような清々しい余韻が繊細にたなびきます。
豊かな甘いフレーバーが甘やかさに貢献した柔らかな飲み口の「点と線」。濃縮感のある旨みを爽やかに楽しませてくれる清涼感のある香味のバランス感。同蔵の別銘柄「三好」のフレッシュな甘旨とは趣を異にした、フレッシュ&マイルドな甘フレーバーが引き出された辛口です。
温めて飲んでもオススメ。ビタースウィートな香味ときりりとした清々しい飲み口が際立ってすこぶる美味です。