Book Road ~ 葡蔵人 ~ バルベーラ 1503-32
◆東京・下町 ”都市型 ワイナリー
「葡蔵人」と書いて「ブックロード」と読む、日本ワイン「Book Road ~葡蔵人~」。
葡萄の「葡」、酒蔵の「蔵」、ブドウ栽培農家の方々が育てた葡萄を、ワイナリーである「ブックロード」が間を取り持ち、ワインへと昇華させつつ、多くの「人」に伝えていきたい、繋がっていきたい、という想いで名付けられというワイン「Book Road ~葡蔵人~」。「Book Road ~葡蔵人~」ワインが家にあると思うと、続きが気になって仕方がない「本(Book)」が家にあるときみたいに、帰りの「道(Road)」をうきうきして家路に付くような、魅力的な香味を持ったワイン…という勝手な解釈を思いついてしまう、心地よい語感と心躍るような香味を携えたワイン「Book Road ~葡蔵人~」です。
「ブックロード・ワイナリー」は、2020年秋の時点で4造り目となるワイナリー。古くから職人が多く「ものづくり」の町としてよく知られた御徒町から蔵前地域【カチクラ】なる通称で呼ばれる台東区でのワイン造りです。すべてのワインに国産の葡萄を100%使用した、東京・下町 “都市型” ワイナリーによる「日本ワイン」です。
【ヴィンテージ】 | NV(1503-30) | 【容量】 | 750ml |
【原産国】 | 日本 | 【地方】 | 甲信越地方 |
【地区】 | 長野県 | 【市区町村】 | 須坂市 |
【品質分類・原産地呼称】 | 日本ワイン | ||
【格付け】 | - | ||
【使用ブドウ品種】 | バルベーラ 100% | ||
【醸造・熟成】 | ステンレスタンク | ||
【アルコール度数】 | 11% | 【色】 | ロゼ |
【種類】 | ロゼワイン | 【味わい】 | 辛口・ミディアムボディ |
東京都台東区で日本ワイン「Book Road ~葡蔵人~」を醸す東京下町ワイナリー「Book Road(ブックロード)」による、長野県須坂市で収穫されたブドウ「バルベーラ」を100%使用して仕込まれたロゼワインのご紹介です。
ラベルにワイングラスとともに描かれているのは「タコス」。ブックロード・ワイナリーからいただいた資料にも「タコスやエスニック料理にも相性ピッタリです」とあるように、このワインと合わせてお楽しみいただくおすすめとして「タコス」を挙げることをストレートに伝えるラベルです。
すべてのワインのラベルにお料理や食材の絵が描かれている「Book Road ~葡蔵人~」ワインですが、出来上がったワインをワイナリーの皆さんで飲みながら、合う食事を考え、提案しあいながら何を描くかを決めるんだそうです。
また、「バルベーラ」の記述の下に「1503-32」なる暗号めいた数字が記載されています。Book Road ワイナリーでは、よく見かける西暦でのヴィンテージの表記をせず、その代替的なものとしてこの数字を用いて、それぞれのワインがいつ仕込まれたのかを表しています。「1503-32」の先頭の二桁「15」は、Book Road ワイナリーを運営する「K’s Project」が創業から15年目を迎えたことを表現。さらに、それに続く「03」は、Book Road ワイナリーが3年目の造りであることを、ハイフンの後ろの「32」は、この「バルベーラ」ワインを仕込んだ順番が32番目であったことを示しています。
グラスに注がれた「Book Road ~葡蔵人~ バルベーラ」は、ごく微かに紫色を溶け込ませた淡いルビーの色調を呈し、若々しさとその健全さをありありと伝えます。輝きのある液体は溶け込ませた酸の豊富さを、光沢で覆われた液面は純良なアルコール分の存在を示唆。また、グラスの内側に炭酸の泡の細かい粒を張り付かせ、口当たりにもたらされるフレッシュさを期待させます。
グラスから豊かに立ち昇るのは、いかにもバルベーラのワインといった趣の新鮮な赤果実感。さくらんぼやプラムを想わせる香りに加え、ほのかなバラの花のようなフローラル感、リコリスのようなグリーンなイメージと甘やかさを溶け合わせたスパイス感やペパーミントのような清涼感も漂います。ピュアな果実の香りにスパイス感をそっと添え、複雑さをほのめかすような適切なバランス感を携えた飲み口を想像させる香り立ちです。
溌剌とした酸味が柔らかな口当たりの果実味を包み込み、ほのかな甘さとともにきりりとした感触を表現する瑞々しい飲み口。口の中に広がるのは、スミレの花を想わせる芳しいフレーバーとコリアンダーのような清涼感とぴりりとした心地よい刺激のあるスパイス感。柔らかな渋味成分が優しい引き締めをもたらし、清々しさとともに綺麗なフィニッシュへと向かいます。
飲み落とすと、酸味と苦みが清々しく広がり、ライムを想わせる艷やかな後味を表現。ふんわりと静かな口溶けが展開される後口にラズベリーのような甘酸っぱい赤果実感の余韻を繊細にたなびかせます。
ラベルにあるライムを搾ったタコスにとともに、または、もちろん、このワイン単体でも充分に美味しくお飲みいただけます。この機会にぜひ「Book Road ~葡蔵人~ バルベーラ 1503-32」をご体験ください。